武田百合子
武田百合子『富士日記』下巻を読み終える。 引用二つ。 414ページ 今年の夏も無事に終った。だんだん夏が短くなるように思える。 今日、私が雨に濡れて戻ってきて、台所の床で滑って溜息をついたら、「お帰りなさい。ご苦労さん。俺、何にも手伝えないから、…
前回の記事から1ヶ月程度間が空いた。 読書はしていたけれど、仕事で考えることが多く、頭と体、全身がくたくたで書き留める気力と体力が湧かず、そのまま時間が流れていった。少しずつでも書き留めておきたい、という気持ちはあるので、またこうして書いて…
書籍は武田百合子『富士日記』上巻を読み終えて中巻へ、橋本治『二十世紀』上巻をぽつぽつと読み進める。乗代雄介『本物の読書家』は停止中、週明けから再開したい。 『富士日記』での事象とそこでの感情について直截な書きぶりに思わずギョッとなってしまう…
読みさしのままにしているマンガを読もう、の流れで雨隠ギド「甘々と稲妻」完結巻を読むため、全12巻を最初から読み通した。 最終話「いってきますとおうちごはん」のラストページ、北海道の大学へと旅立つつむぎがお父さんと小鳥に見送られた後、親子のあの…