暗闇のほとりで

読んでいる本についてつらつら書いています

読書

雑記-古井由吉『古井由吉自撰作品 1 杳子・妻隠/行隠れ/聖』

古井由吉『古井由吉自撰作品 1 杳子・妻隠/行隠れ/聖』を読み終えた。 「杳子」「妻隠」は文庫の『杳子・妻隠』で読んでいたので、本書では読まず、「行隠れ」「聖」を読んだ。 2015年4月から読み始めて、数年読むのを中断しつつ、約8年越しで読了、我ながら…

雑記-今更ながらの2022年の簡易まとめ

twitterで書いていたその年のまとめを、2022年はいろいろあって書く気力が湧かず、2023年へ入っていった。でも何らかの形で書いておきたかったので、タイトルやレース名を書いておく。コメントは今更な気がするので、付さないことにした。今年は書けるように…

雑記-古井由吉『半自叙伝』

古井由吉『半自叙伝』を読み終えた。 年末年始に集中して読み進め、この連休で「創作ノート」後半以降を読んで、一息ついた。読んでいくうちに、自分がもやもやと感じる先行きや考え事等が、捉え方を変えてみてはどうかというヒントを徐々に得て、気分が今は…

雑記-河村清明『【増補版】ゴールドシップ 黄金の航海を支えた「人の和」と新たな船出の物語』

河村清明『【増補版】ゴールドシップ 黄金の航海を支えた「人の和」と新たな船出の物語』を読み終えた。 ゴールドシップが繋養されているビッグレッドファーム、その創設者・岡田繁幸が、2019年の札幌2歳Sでゴールドシップ産駒がワンツーを決めた時( 1着ブラ…

雑記-佐藤正午『小説家の四季 1988-2002』、古井由吉『半自叙伝』

年末年始、纏まった休みにて本を読む気力が少し湧いてきたのを好機として、佐藤正午『小説家の四季 1988-2002』を最後まで読み終え、今年1冊目の読了本となった。 『小説家の四季』、その名の通り春夏秋冬の毎に綴られているエッセイにて、執筆している小説…

雑記-芦奈野ひとし「ヨコハマ買い出し紀行」1 ~ 8巻、古井由吉『半自叙伝』、読んでいるweb連載マンガ、等

芦奈野ひとし「ヨコハマ買い出し紀行」の読み返しを始めて、現在8巻の辺り。 1巻毎に、読み終えて裏表紙を見、値段を目に入れてちょっとおどろく。大体420 ~ 470円、今だとあの厚さではプラス200円くらいするんだろうか…約25年前が初版。 じっくりと読み返…

雑記-武田百合子『富士日記』下巻、古井由吉『折々の馬たち』、等。

武田百合子『富士日記』下巻を読み終える。 引用二つ。 414ページ 今年の夏も無事に終った。だんだん夏が短くなるように思える。 今日、私が雨に濡れて戻ってきて、台所の床で滑って溜息をついたら、「お帰りなさい。ご苦労さん。俺、何にも手伝えないから、…

雑記-矢作俊彦『引擎/ENGINE』『悲劇週間』、古井由吉『折々の馬たち』、ひらかわあや「帝乃三姉妹は案外、チョロい。」1、2巻、等

小説を読みたい気持ちが湧いてきて、矢作俊彦『引擎/ENGINE』を手に取り時間があればぐびぐび読み進める感じで昨日読み終えた。 終盤にかけて、ファム・ファタールの超人さにやや追いて行けない感じになって、読むのを何日か休んだりもしたけれど、事態の速…

雑記-8月以降の読書

前回の記事から1ヶ月程度間が空いた。 読書はしていたけれど、仕事で考えることが多く、頭と体、全身がくたくたで書き留める気力と体力が湧かず、そのまま時間が流れていった。少しずつでも書き留めておきたい、という気持ちはあるので、またこうして書いて…

雑記-武田百合子『富士日記』上巻、博「明日ちゃんのセーラー服」2~10巻、沢田研二の楽曲、等

書籍は武田百合子『富士日記』上巻を読み終えて中巻へ、橋本治『二十世紀』上巻をぽつぽつと読み進める。乗代雄介『本物の読書家』は停止中、週明けから再開したい。 『富士日記』での事象とそこでの感情について直截な書きぶりに思わずギョッとなってしまう…

読書雑記-橋本治『ああでもなくこうでもなく 「日本が変わってゆく」の論 』、乗代雄介『本物の読書家』、むんこ「ゆあまいん」等

読書を再開した橋本治『ああでもなくこうでもなく 「日本が変わってゆく」の論 』を読み終えた。感想はほぼ前回書いた通りのまま、そこに鈴木宗男と野村沙知代が入ってきて、その存在の仕方や成り立ちについての橋本治の見解に、そういう見方があるのだなと…

読書雑記-小林信彦『コラムは笑う』、金井美恵子『本を書く人読まぬ人 とかくこの世はままならぬ PARTⅡ』など

小林信彦『コラムは笑う エンタテイメント評判記 1983~88』、金井美恵子『本を書く人読まぬ人 とかくこの世はままならぬ PARTⅡ』を読み終える。 小林信彦『コラム』シリーズはおそらく『コラムの逆襲 エンタテインメント時評1999~2002』を残すのみ、読む機会…

読書雑記-小林信彦『コラムは歌う』『コラムは踊る』、読書についてなど

小林信彦『コラムは歌う エンタテインメント評判記 1960~63』『コラムは踊る エンタテインメント評判記 1977~81』を読み終え、『コラムは笑う エンタテインメント評判記 1983~88』を読み進める。その時代の、その頃の文化の一側面、足跡を知るにうってつけな…

読書雑記-小林信彦『コラムにご用心』『コラムは歌う』、シャニマス「The Straylight」

今週はマンガをあまり読まなかった。 松本剛「ロッタレイン」は通勤の時に読むものではないかな…と思い、家に置いたまま開かず。来週は読み始めよう。その代わりか、車内では春野友矢「ディーふらぐ!」1~6巻を読み返して、作中の時間と連載の経過時間を思…

読書雑記-雨隠ギド「甘々と稲妻」、押井守『他力本願 仕事で負けない7つの力』など

読みさしのままにしているマンガを読もう、の流れで雨隠ギド「甘々と稲妻」完結巻を読むため、全12巻を最初から読み通した。 最終話「いってきますとおうちごはん」のラストページ、北海道の大学へと旅立つつむぎがお父さんと小鳥に見送られた後、親子のあの…

読書雑記-これまでとこれから

週に1回のペースでの読書雑記は今のところ書けている。読みっぱなしではなく、思ったことを書いておけるスペースがあって良かった。間隔はなるべく遠くならずに、その時々の読書で思ったことを書き留めるようにしたい。 * そろそろ今年の半分が終わるので、…

読書雑記-大塚英志『二階の住人とその時代 転形期のサブカルチャー私史』、冬目景「イエスタデイをうたって」など

先週ブログを書いてから間を置かずに大塚英志『二階の住人とその時代 転形期のサブカルチャー私史』を読了したので、大まかな感想はその時に書いたものから特に変わっていない。 ジブリ - 宮崎駿作品で国民的な人気を得るようになり、次世代へ歴史と文化を継…

読書雑記-冬目景「空電の姫君」「羊のうた」、小林俊彦「ぱられる」「セーラー服、ときどきエプロン」、大塚英志『二階の住人とその時代 転形期のサブカルチャー私史』など

読みさしのままにしているマンガを読もう、ということで冬目景「空電の姫君」3巻と「羊のうた」7巻を読み終えた。いずれも完結巻で、「羊のうた」は幾度目かの再読。 「空電の姫君」3巻は「空電ノイズの姫君」から数えて6巻目、それだけの話を重ねていたっけ…

読書雑記-白倉由美『おおきくなりません』『やっぱりおおきくなりません』など

白倉由美『おおきくなりません』『やっぱりおおきくなりません』を読み終えた。 著者の来歴と近しい主人公の設定から、どこまでが私小説で、どこからがフィクションなのか…という読み方を行いつつ、次第に、殊に作為的に描いている部分での心の揺れ、目の前…

読書雑記-『 新本格ミステリはどのようにして生まれてきたのか? 編集者宇山日出臣追悼文集』など

少し間が空いた。 仕事で身も心もくたくたになって、平日は寝る前にちょろっと文章を目に入れるくらいしかできない状態、今週金曜の夜はようやくの休み前となって好きな音楽を聴きながら本を読み進める、もうちょっと緊張は解けてほしいけれど、それはいろい…

読書雑記-舞城王太郎『ディスコ探偵水曜日』上巻、下巻など

舞城王太郎『ディスコ探偵水曜日』上巻を読み終えて、下巻「第四部 方舟」を読み進める。 読み進めると書いたが、上巻の「第二部 ザ・パインハウス・デッド」「第三部 解決と「○ん○ん」」の約450ページに亘るパインハウスでの超目まぐるしい推理合戦( ? )と…

読書雑記-舞城王太郎『ディスコ探偵水曜日』など

舞城王太郎『ディスコ探偵水曜日』上巻より「第二部 ザ・パインハウス・デッド」まで読み進める。 ……今読んでいるのは『九十九十九』か?と名探偵集結の流れを読みながら思っていたらいよいよ出てきたあの名前たち、そして推理の展開、確認、披露を重ねてい…

読書雑記-阿部和重『ニッポニアニッポン』、舞城王太郎『ディスコ探偵水曜日』など

ここ最近で読んだもの、読んでいるものを記述する。 ・阿部和重『ニッポニアニッポン』 → 先週に同著者の『グランド・フィナーレ』を読み終えた流れで、こちらを読んだ。 読んでいる中での若さ、向こう見ず、短絡的な思考、ご都合的な解釈にこれは俺だけのも…

読書雑記-色川孝子『宿六・色川武大』、阿部和重『グランド・フィナーレ』等

ここ最近で読んだものを列挙する。 ・色川孝子『宿六・色川武大』 → いろんな意味でぶっ飛んだ存在感と人をたらしての魅了に満ちた色川武大、阿佐田哲也の最期まで過ごした、従兄弟、妻から見た肖像のエッセイで、 この書き手も様々に飛んでいる視座を持って…

読書雑記 - 乗代雄介『十七八より』

乗代雄介『十七八より』、読み始めて約4ヶ月、集中して数十ページを読んでは休み、また読んでは休みで、ようやっと読み終えた。 緊密で、正直何を言っているのかよく分からない文章が記されている意味を惑いながら考え、つまりほぼお手上げの小説を最後まで…

雑記 - 最近観たもの読んだもの

仕事が正念場に入っているので、しばらくはそちらに振らなければいけない。 読書や映画は少しずつでも行っているので、ここにメモで置いておく。 ○読了 ・山本一生『競馬学への招待』 → 競馬に関する様々な書籍からの引用を交えつつ、馬、騎手、調教師、生産…

読書雑記 - 金井美恵子『愉しみはTVの彼方に IMITATION OF CINEMA』

仕事で頭がいっぱいいっぱいになりがちで、纏まって本を読めないのが気がかり、ここを書くのも少し間が空いてしまった。 金井美恵子『愉しみはTVの彼方に IMITATION OF CINEMA』を読み進める。 まだ今日の陽は高いが、良い文章を読んだなあと思ったので、こ…

読書雑記 - 金井美恵子『愉しみはTVの彼方に IMITATION OF CINEMA』、「鴛鴦歌合戦」

金井美恵子『本を書く人読まぬ人 とかくこの世はままならぬ』を読み終えて、 タイトルにちなんでいる「鴛鴦歌合戦」がAmazon Primeで観られるので、 良い機会だと思って観た。 ミュージカルで時代劇、その折衷での陽気な歌と表情が観ていて楽しい作品だった…

読書雑記 - 金井美恵子『本を書く人読まぬ人 とかくこの世はままならぬ』

金井美恵子『本を書く人読まぬ人 とかくこの世はままならぬ』を読み終える。 舌鋒の鋭さと、対象への親愛さを隠さない時の美しさをまるまる楽しませてもらったという気持ちで満たされた。こういうエッセイ集は何度も読んでその経験を追憶して自分も辿りたく…

読書雑記 - 金井美恵子『本を書く人読まぬ人 とかくこの世はままならぬ』

金井美恵子『本を書く人読まぬ人 とかくこの世はままならぬ』を読み進める。 読んでいる時間は朝夕の通勤電車内と昼休みでのおおよそ1時間弱( 読書以外に眠って休息していることがほとんど )、とにかくどんどん読みたいものを読んでいきたい。それにつけても…