暗闇のほとりで

読んでいる本についてつらつら書いています

2022-04-01から1ヶ月間の記事一覧

読書雑記-阿部和重『ニッポニアニッポン』、舞城王太郎『ディスコ探偵水曜日』など

ここ最近で読んだもの、読んでいるものを記述する。 ・阿部和重『ニッポニアニッポン』 → 先週に同著者の『グランド・フィナーレ』を読み終えた流れで、こちらを読んだ。 読んでいる中での若さ、向こう見ず、短絡的な思考、ご都合的な解釈にこれは俺だけのも…

読書雑記-色川孝子『宿六・色川武大』、阿部和重『グランド・フィナーレ』等

ここ最近で読んだものを列挙する。 ・色川孝子『宿六・色川武大』 → いろんな意味でぶっ飛んだ存在感と人をたらしての魅了に満ちた色川武大、阿佐田哲也の最期まで過ごした、従兄弟、妻から見た肖像のエッセイで、 この書き手も様々に飛んでいる視座を持って…

読書雑記 - 乗代雄介『十七八より』

乗代雄介『十七八より』、読み始めて約4ヶ月、集中して数十ページを読んでは休み、また読んでは休みで、ようやっと読み終えた。 緊密で、正直何を言っているのかよく分からない文章が記されている意味を惑いながら考え、つまりほぼお手上げの小説を最後まで…

雑記 - 最近観たもの読んだもの

仕事が正念場に入っているので、しばらくはそちらに振らなければいけない。 読書や映画は少しずつでも行っているので、ここにメモで置いておく。 ○読了 ・山本一生『競馬学への招待』 → 競馬に関する様々な書籍からの引用を交えつつ、馬、騎手、調教師、生産…