暗闇のほとりで

読んでいる本についてつらつら書いています

読書雑記-小林信彦『コラムにご用心』『コラムは歌う』、シャニマス「The Straylight」

 今週はマンガをあまり読まなかった。

 松本剛「ロッタレイン」は通勤の時に読むものではないかな…と思い、家に置いたまま開かず。来週は読み始めよう。その代わりか、車内では春野友矢ディーふらぐ!」1~6巻を読み返して、作中の時間と連載の経過時間を思ってちょっとくらくらした。1話から最新話で、まだ5ヶ月くらいしか経ってないんだよな…会長がヒロイン化するという驚きもあるし、長く続いてほしい作品。

 

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 小林信彦『コラムにご用心 エンタテインメント評判記1989~92』を読み終え、同著者の『コラムは歌う エンタテインメント評判記 1960~63』を読み進める。

 『コラムは歌う』では戦前 - 戦後との年月が近いだけあり、その頃に公開された映画を引き合いに出す文章への印象はカラッとしていて、事実と成果が後年のコラムと比べて伝ってくる。

 また、1950年代から60年代初頭にかけて公開された映画評を読むに連れて、金井美恵子矢作俊彦の著作で言及されている作品の、その当時の評価の一側面が分かって、読んでいるこちらでのそれら作品への輪郭が少しくっきりしたような、評が交差して影響力を目の当たりにした感じ、いつか観てみようという気持ちが強くなった。そして観たいものリストへ作品は追加されていく。「オーシャンと11人の仲間」は近々に観よう。

 

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 「アイドルマスター シャイニーカラーズ」より、イベント「明るい部屋」「The Straylight」を読んだ。これで2020年までのイベントは全部読み終え、2021年分へと入った。

「The Straylight」での、メンバー3名の個性も行き方もバラバラだからこそ、アイドルとしてステージで輝くことを一致して、パフォーマンスを更新していく姿がとても眩しく、その基本線がしっかりと描かれていておもしろかった。ストレイライトのストーリーは、上を向き続けるために、冬優子がリーダーとして個人としていかに動き、あさひと愛依を適切に許容して後方支援するか、またあさひの無意識の信頼、愛依の意識的な信頼とが描かれて、チームマネジメントの妙が現れていて、そのパフォーマンスが出たかのような第6話「GET SET」での演出に、おおっと声が出たのだった。やっぱりストレイライトのCDは買わないといけないな。