金井美恵子『本を書く人読まぬ人 とかくこの世はままならぬ』を読み終えて、
タイトルにちなんでいる「鴛鴦歌合戦」がAmazon Primeで観られるので、
良い機会だと思って観た。
ミュージカルで時代劇、その折衷での陽気な歌と表情が観ていて楽しい作品だった。
男女肩を組んで駆ける様が妙に印象に残った。
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金井美恵子『愉しみはTVの彼方に IMITATION OF CINEMA』を読み進める。
述べられている映画や俳優、スタッフ等、そのほとんどをまったく知らないので「こういう世界があるんだなあ…」と今は思うほかないが、この先にまた読む時にはもうちょいピンとくるようにはなっておきたい、という意思はあるのだ。
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本棚から読みたい本をすぐに取り出して読めるのは快感だなあ、と改めて思う。
映画を鑑賞するという悦びについて書かれたエッセイを纏めて読んで、本棚に仕舞い、その奥に西原梨花「落ちてるふたり」全2巻を見かけて、
映画好きな子が出ていたなと思って読み返す。登場人物はみんな愛らしい人たちで、もっと続きを読みたかったなあ、という気持ちがまた高まる。
より恋愛ものとして進めていく道筋はあっただろうけれど、でもこの得難いほんわかとした感じは霧散してしまうから、ここで終わりはしょうがないか…。
こうして読書は続いていく…。