暗闇のほとりで

読んでいる本についてつらつら書いています

大塚英志

雑記-大塚英志『「おたく」の精神史 一九八〇年代論 』

大塚英志『「おたく」の精神史 一九八〇年代論』( 星海社新書版 )を読み終えた。 宮崎勤の事件への言及、その比率が本の後半に入って大きくなり、被告と弁護人との理解の乖離を少しでも埋める役回りを任ぜられたと思しき著者の語りを読むに連れて、回顧を読…

読書雑記-大塚英志『二階の住人とその時代 転形期のサブカルチャー私史』、冬目景「イエスタデイをうたって」など

先週ブログを書いてから間を置かずに大塚英志『二階の住人とその時代 転形期のサブカルチャー私史』を読了したので、大まかな感想はその時に書いたものから特に変わっていない。 ジブリ - 宮崎駿作品で国民的な人気を得るようになり、次世代へ歴史と文化を継…

読書雑記-冬目景「空電の姫君」「羊のうた」、小林俊彦「ぱられる」「セーラー服、ときどきエプロン」、大塚英志『二階の住人とその時代 転形期のサブカルチャー私史』など

読みさしのままにしているマンガを読もう、ということで冬目景「空電の姫君」3巻と「羊のうた」7巻を読み終えた。いずれも完結巻で、「羊のうた」は幾度目かの再読。 「空電の姫君」3巻は「空電ノイズの姫君」から数えて6巻目、それだけの話を重ねていたっけ…