暗闇のほとりで

読んでいる本についてつらつら書いています

2022-02-01から1ヶ月間の記事一覧

読書雑記 - 乗代雄介『十七八より』読み進み

乗代雄介『十七八より』を92ページまで読み進める。 63ページより引用。 地の文に「私」が出てきた!という驚きから引用した。 …いきなり「私」って誰なんだよ!というツッコミを入れつつ、これは、少女が過去を振り返っている回想なのかなと考える。あちら…

読書雑記 - 乗代雄介『十七八より』読み進み

約2ヶ月ぶりに乗代雄介『十七八より』を読み進める。 37 - 48ページでの、作中作というのか、主人公( なのだろうか? )の女子高校生がつけている読書ノートの引用を読んでいて、そのリリカルさ、いつでもすぐに感傷的へも触れられるような、 地に着いたこっ…

読書雑記 - 『古井由吉自撰作品 一』より「行隠れ」 読了

『古井由吉自撰作品 一』より「行隠れ」 を読み終えた。 2015年から読み始めて、3編目「旅立ち」の途中で5、6年止まって、先週読んだ『招魂としての表現』をきっかけに「旅立ち」「落合い」「夢語り」を立て続けに読んだ。 末尾の「夢語り」は、「落合い」で…

読書雑記 - 『古井由吉自撰作品 一』より「行隠れ」 読み進み

平日の忙しさにかまけて、3日坊主になることは目に見えているが、とにかく読書中に感じたことを書きつけてみる。 自他問わず、読後の感想を読むことが好きなのでたまに書いたりするけれど、 読書中に思ったこと、感じたことを流れるままに記し、後で振り返る…

読書雑記 - 『古井由吉自撰作品 一』より「行隠れ」 読み進み

断続的に読み進めていた古井由吉『招魂としての表現』を読み終えて、 著者の初期、中期の作品へのアプローチがしやすくなりそうな手応えを得た。 そこから、2015年に読み始めて、途中で止まっていた『古井由吉自撰作品 一』より「行隠れ」 - 「旅立ち」を読…