暗闇のほとりで

読んでいる本についてつらつら書いています

読書

 もうそろそろで1月も終わるが読書のペースはスローでまったりがつづいている。小説……というかフィクションがバチッとはまらない状態が長引いており、マンガやアニメへも手が伸びず、粛々と日々を送っているような感じで、どうしたものかとおもしろくない。俺にとってのフィクションの受容の転換期( というものがあるとして )の只中に今現在居て、状況を打開するには新しい星へ当たりに行かないとなと考えて、滝口悠生や上田岳弘の作品が気になりつつある。気になる作家がいるのはいろいろとがんばれる証なのである。


 会社の帰り道や寝る前などに1編ずつ読みながら、猫への愛情が自ずと高まっていく金井美恵子『遊興一匹 迷い猫あずかってます』遊興一匹 迷い猫あずかってます (新潮文庫)は、本から離れて飼い猫を撫でに行きたくなって仕方ないが猫は毛布の中で眠りを貪っていた最中がほとんどで眠たげな眼をこちらに見やるだけで素っ気なくてつれない。もっと長く元気でいてよと思いながら、顎の下に指の腹を当てて目が細まるのを確認して、毛布にくるませ、眠りの世界へ戻らせる。

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