暗闇のほとりで

読んでいる本についてつらつら書いています

読書

 去りゆく夏を感じながら飲み合ったり、これから長い先へ備えるために何を行わなければならないかを考えたりしつつ、8月がもう終わる。コツコツやってがんばらんとなー。

 
 オジロマコト富士山さんは思春期」7巻富士山さんは思春期(7) (アクションコミックス)古橋秀之『ある日、爆弾が落ちてきて』ある日、爆弾がおちてきて (電撃文庫)を読みおえ、森博嗣ダウン・ツ・ヘヴンダウン・ツ・ヘヴン Down to Heaven スカイ・クロラ (C★NOVELS BIBLIOTHEQUE)矢作俊彦『複雑な彼女と単純な場所』複雑な彼女と単純な場所 (新潮文庫)を読みすすめる。


 オジロマコト富士山さんは思春期」7巻を読んでいて、中学生の頃の、あのひとときを描いていく素晴らしさに、ため息が洩れる。この人たちがいろいろあっても楽しく日々を過ごしている様を読むことができて、本当に嬉しいのです。
 3年生への進級を控え、進路が明確になるにつれて放課後の帰り道を一緒に過ごしにくくなる中、つよがりを言って、でも顔を見たくなって会ってみるとなんだか抱きしめたくなって……というところから、「せーので離れるって言ったじゃん」「なぁ!言ったよな」のやりとり、その時の富士山さんの笑顔に、やられてしまいました。できるものならずっとこうしていたいという気持ちとその実現……素晴らしい……!
 電子書籍で読んでいるけれど、書籍でも揃えて読みたいな。このマンガの描線は紙でも読みたい。


 古橋秀之『ある日、爆弾が落ちてきて』は短編を軽く読みたいという気持ちから積読本の中から手に取り、ずんずんと読みすすめて最後のあとがきまで辿り着いた。「ある日、爆弾が落ちてきて」「おおきくなあれ」「トトカミじゃ」「出席番号0番」「三時間目のまどか」と愛らしい短編が多くあり、あとがきまで読んで、とてもお気に入りの短編集となった。どの短編もボーイ・ミーツ・ガールが果たされた様々な瞬間を鮮やかに切り取っており、心に残り、また読みたくなる。「三時間目のまどか」や「むかし、爆弾が落ちてきて」ではお話のその後を読みたい気持ちがあるけれど、それは野暮というものだろう。それぞれに甘やかな時が訪れることを祈って、また違う小説を読みはじめる。

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