暗闇のほとりで

読んでいる本についてつらつら書いています

読書・アニメ

 今日の最高気温は35度まで達したようで、その大気に茹だっていた。夏の土日はなるべく家から離れなければ……。

 保坂和志『小説の誕生』から「5 時間と肉体の接続」「6 私の延長は私のようなかたちをしていない」「7 小説を離れてリアルなこと」まで読みすすめる。
 読みながら線引きをしている箇所( 前作『小説の自由』を含む )は概ね、「小説を読みながら考えている幾つものこと」についてを説いている、もしくは読み手と一緒に考えている箇所なんだな、と本から離れて現在の感想を書いているこの時に改めて感じる。
 読みながら考えていることは、次へと連なる文章を読むうちに手が届かないように思える場所へ流れてしまいそうで、つなぎとめておくために線引きを行うが、そこに今しばらく留まっていたいとも考える。そして考えた瞬間、本を閉じるか次の文章を読みすすめていくかを判断する。その判断が年々早くなりつつあるのは、時間の経過による賜物、なんだろう……もっといろんな本を読みたい、景色を観たい、知見を得たい、ということを並行して一気に行いたいと考えつつ、達成するには一つひとつ見て、聞いて、考えるその経験を積み重ねるしかないことこそ、己なりの判断が大事なものになっていく。明日も生きて、この本に書いてあることをもっと読もう。

 ニコ生一挙放送で「のんのんびより」1 〜 6話を観る。最初は、空気感に不穏さを覗かせていて原作とはちょっと違うんだな……と思っていたが、次第に薄れてアニメ独自の穏やかな空気感が伝わり、れんちょんの長回しでの泣きのカットで、時には周りの音が青空へ遠ざかっていくその空気が肌にも伝い、この演出があるのだから観つづけたくなった。残り半分はタイムシフトで近々に観よう。

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