暗闇のほとりで

読んでいる本についてつらつら書いています

助走期間


 料理していたら不注意で右手の親指付け根あたりを火傷して、その箇所の水ぶくれの大きさに毎日おどろく。鎮痛のために時間を費やしていたら、体力がゴリゴリ削られたなあ。徐々に回復する。


 石黒正数それでも町は廻っている」9巻を読みおえる。あかん、タケルを前にしてのエビちゃんの一挙一動がかわいすぎる……。歩鳥の髪型など、読んでいて改めて思ったが、時系列がかなりシャッフルされてるんだよな……そろそろ1巻から読みかえしてみるかな。どの話が最新に当たるのだろう。


 蒼山サグロウきゅーぶ!』2巻を読みおえる。つづきがたいへん気になる終わり方である!と述べておこう。しかし……バスケをしているシーンが挿絵にはまだないような……いや、それで良いのか。


 天祢涼『キョウカンカク』を読みおえる。その対応や処理ってどうなの……?と思う箇所がいくつかあるものの、推理をひっくり返し、真相を多方向から照らして浮かび上がらせるホワイダニットのミステリを満喫した感がある。タイトルの意味合いに、その言わんとするところを描きたかったのかと納得。好意を持っていた幼なじみの花恋のために復讐の時を図っていた山紫郎が最後に下した選択と、その選択を受けての探偵役である美夜の揺れを伴う反応が、この作品の一番の見所だと俺は思った。己とは異なる、他者の世界が確かに存在するということや、依頼が入って事件を済ませる探偵と事件に巻き込まれる一般人それぞれの次への向かい方の違いだとかを、読み取った。
 美夜の、音が見えるという共感覚の力が最後にはえらいことになっていたが……つづきを読むと美夜の力が及んだと思しき過去がより明かされていくのかな。続編の『闇ツキチルドレン』も読みます。


 野村克也『負けに不思議の負けなし(完全版)』上巻を読みおえる。目標を持ち、その目標にたどり着くために一手先を読んで対処していく、その読みを鋭くして結果を出してこそ先が開かれる、ということが1983年当時の野球時評として説かれている。楽な方に流れて行かない精神力は、自分がそして周りが胸を躍らせるものがあるという自己分析できているかどうかによる、という気がしてならない。


それでも町は廻っている 9 (ヤングキングコミックス)

それでも町は廻っている 9 (ヤングキングコミックス)

ロウきゅーぶ!〈2〉 (電撃文庫)

ロウきゅーぶ!〈2〉 (電撃文庫)

キョウカンカク (講談社ノベルス)

キョウカンカク (講談社ノベルス)

負けに不思議の負けなし〈完全版〉 上 (朝日文庫)

負けに不思議の負けなし〈完全版〉 上 (朝日文庫)